ストレスについて

ストレスと上手に付き合うことが大切

夫婦間でのストレス

夫婦間でのストレスは、少なからず発生します。妻は夫に対して「子づくりは二人の仕事なのに、私にだけやらせて全く協力的ではない」「生理が来て泣いてしまう、落ち込んでしまう気持ちを理解してくれない」などの不満が。

また、夫は妻に対して「自分はさほど子どもが欲しいと思っていないのに、妻に無理やり不妊治療に付き合わされている」「落ち込んだり、泣いたりしている妻を見るのはいたたまれない」というような考えを抱いてしまいがちです。

お互いの気持ちを伝え、助け合い、支え合いながら、不妊治療をしていきましょう。

親戚・家族間でのストレス

親や親戚から「早く孫の顔を見たい」「子づくりはしているの?」などと聞かれたり、親戚の集まりで赤ちゃんを見たりしてプレッシャーを感じる人も多いでしょう。

ほとんどの場合、子どもについて聞く親や親戚に悪気はありません。結婚適齢期の息子や娘、甥や姪には「結婚はそろそろ?」「誰か相手はいるの?」と聞きますし、親世代同士ならば「娘の結婚はまだ?」「孫は何歳になったの?」と聞きます。

親と話す女性

ただ、人によっては自分自身や、自分の家族も不妊に悩んでいて、気持ちがわかるから何か協力したいという気持ちで言ってくれる人もいます。

また、本当に孫の顔を見たい、娘(嫁)を母親にしてあげたいという気持ちで、周囲に相談して知識を得たり調べたりしてくれる母親(姑)もいるでしょう。ただの好奇心ではなく、具体的にアドバイスをしてくれる場合は、是非、素直に耳を傾けてみましょう。

また不妊治療中は、誰に何も言われなくても、親戚の集まりなどで小さな子どもや赤ちゃんを見るのは精神的にきついものです。

これは、家族を亡くしたばかりの人が他人の家族の一家団欒を見かけて落ち込んだり、受験に落ちた学生がその学校に合格した生徒を見て元気がなくなったりするようなもので、とても自然なことです。

心の余裕がないときに、それをなるべく避けるようにするのは、決して悪いことでも恥ずかしいことでもありません。むしろ賢い選択です。

金銭面でのストレス

不妊治療にはお金がかかります。特に、体外受精などはそのたびに数十万円単位の費用がかかってしまいます。これは、家計でまかなえる金額ではありませんから、貯金を取り崩したりする人がほとんどです。

妻が不妊治療にお金を使いたい一方で、夫は趣味にお金を使おうとし、意見が合わずに不妊治療ができないという夫婦も少なくありません。

薬

また、不妊治療に貯金を使おうと夫婦の意見が合致した場合も、お金は無限ではありません。体外受精にかけられるお金はあと1回分しかない、次で妊娠できなかったらどうしよう…などとプレッシャーを感じることは、大きなストレスとなります。

なかには、不妊治療のお金を稼ぐために働く人もいます。気分転換もかねてストレスのない範囲、不妊治療と両立できる範囲で働くのならばおすすめです。

不妊治療のためにうつになったり、借金を作ったりしないよう、どこかで不妊治療の区切りを決めることも必要です。お金の限界はその区切りをつけるチャンスとも言えます。

それまでの間、精一杯治療すると決めて、運を天にまかせましょう。30代後半以降の女性の場合は、時間も大きなストレスとなります。

ストレスから離れリラックスすることが、不妊治療の一つ

考えてもどうにもならないことを気にしてストレスをためるのはやめましょう。何か考えるのであれば、卵子や卵巣の老化を少しでも遅らせるためのサプリメントや食事を調べるなど前向きな方に向けて考えるようにしましょう。

そして、どうしても焦りが出てきて頭の中をその考えが離れないような場合は、外出したり、映画を見たりして気持ちを切り替えましょう。

仕事との両立でのストレス

フルタイムで仕事をしている女性にとって、仕事と不妊治療の両立は難しい問題です。特に、体外受精など高度生殖医療に入る場合には、職場の一定の協力なしに両立するのは難しいものです。

不妊治療中は、定期的な通院が必要になり、排卵に合わせた通院も必要となります。そのタイミングは体次第ですから、重要な会議や、商談と重なってしまう場合もあります。

会社に迷惑をかけず、自分も心苦しい思いをせずに働くためには、事前に会社に伝えるのがベストです。

仕事をする女性

ただし、不妊治療と仕事の両立については、企業風土やポジションによっても考え方が違います。不妊治療で仕事を休むのを快く認め、治療を応援してくれる職場もあれば、そうでない職場もあります。

また、責任ある立場で仕事をしている場合は、不妊治療を始めるという報告が仕事でのチャンスや築いてきた立場を失うリスクとなる場合もあります。

会社側は、欠かせない人材であればあるほど「不妊治療をする→妊娠し産休に入るかもしれない→その人がいなくても業務が回るように準備しなくてはならない」などと考えるためです。そのため、会社に言わずに不妊治療をする人もいますし、不妊治療自体を先延ばしにする人もいます。

若いうちは、まだ時間があると子づくりを先延ばしにし、仕事のチャンスは今しかないと考えてしまいがちです。しかし長い目で見ると、仕事は立場や職場にこだわらなければ50歳でも60歳でもできます。

妊娠・出産できるリミットの方がずっと短いのです。

フルタイムで仕事をするのはただでさえストレスがありますし、その仕事と不妊治療を両立するのはもっとストレスがたまります。

電車乗る女性

本気で不妊治療をするならば、不規則だったり、睡眠時間を削られるような体力的に大変な仕事、ノルマがあったり人間関係でストレスを強く感じるような仕事はセーブした方がよいでしょう。

不妊治療を選ぶか、仕事を選ぶか、両立を選ぶか、迷う人も多いでしょう。迷って答えを出せずにとりあえず先延ばしに、と考える人もいるでしょう。

どれが正解、どれが間違っているというものはありません。あなた自身がじっくり考えて決めた答えが正解なのです。

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