不妊の原因

不妊の原因

不妊の原因を説明します。
原因をはっきりさせるため、早期に体外受精の選択をすることも大切です。

①加齢、低AMH

35歳以上の妊婦は高齢妊娠とされ、妊娠中のトラブルも増加するため慎重な医療管理が必要です。

卵子は生まれた時点で在庫数が決まっており、毎日少しずつ消費されるだけで新しく作られることはありません。
35歳の時点で排卵される卵子は35年間長期保管されたものであり、保管の間に傷み、染色体異常の割合も増えてしまっています。
毎回赤ちゃんになる卵子が排卵されている訳ではないのです。

また、若くても卵子の在庫が減っていることがあります。
甲状腺機能障害・糖尿病・膠原病などの病気が原因のこともありますが、喫煙や睡眠不足など生活習慣が原因のことも多々あります。

卵子の在庫はAMHという採血検査でわかります。
AMHで卵子の質まではわからないという意見もありますが、在庫が減っていることは、卵巣に何らかの異常がある可能性を示唆します。

AMH検査を受けるだけで、自分の体を知ることができます。

 

②卵管

卵管に原因があることも多々あります。

卵管は内側に繊毛という無数の細い毛が生えており、微細な動きで卵子を運んでいます。
卵管造影検査では水の通りを確認できても、卵子を運ぶ機能が正常かはわかりません。
残念ながら、卵管機能を評価できる検査はありません。
卵管形成術という狭くなった部分を広げる手術もあるのですが、繊細な機能までは回復せず、広げた部分に異所性妊娠(子宮外妊娠)してしまうことも多いため、最近は行われません。
クラミジア感染症と子宮内膜症が卵管機能を失う2大要因です。

 

③精子

精子側に問題があることも多いため、初回診察時からカップルで一緒に受診することが推奨されます。
精子・卵子の一方がダメージを受けている時に、相手を助ける機序も証明されています。
パートナーと協力し、不妊を乗り越えましょう。

 

④受精障害

受精障害(精子が卵子に入れない、卵子に複数の精子が入り込んでしまう)も不妊の原因です。
受精障害に対しては顕微授精(ICSI)が有効です。

 

⑤胚分割不良

胚分割不良(受精卵が成長しない)も原因として挙げられます。
精子や卵子の質に関わる問題です。
サプリや漢方・運動や生活習慣で改善することもありますが、体外受精で卵巣刺激し、一度に複数の卵子に出会うことが最も有効です。

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